○香南市ジュニア救命サポーター育成実施要綱
平成29年11月30日
告示第90号
(目的)
第1条 この告示は、香南市消防本部(以下「消防本部」という。)が行うジュニア救命サポーター育成講習の実施方法や認定に関して必要な事項を定め、もって児童に対する応急手当に関する正しい知識と技術の普及に資することを目的とする。
(1) 5年生 応急手当の重要性等についての理解
(2) 6年生 心肺蘇生法(CPR)、自動体外式除細動器(AED)についての理解
(実施時期)
第3条 消防長は、教育委員会事務局学校教育課、事業を実施する小学校等関係部署と協議の上、事業を実施する時期を決定するものとする。
(実施場所)
第4条 この事業は、市内の小学校又は消防本部で行うものとする。ただし、指導育成上有意義と認められる場合は、この限りでない。
(受講対象者)
第5条 この事業の受講対象者は、市内の小学校に在籍する5年生及び6年生の児童とし、事業の実施については、当該小学校と調整するものとする。
(1) 5年生のカリキュラムを全て修了した児童 ジュニア救命サポーター入門認定証(様式第1号)
(2) 5年生及び6年生のカリキュラムを全て修了した児童 ジュニア救命サポーター認定証(様式第2号)
2 消防長は、児童が講習を受講できない場合であって、教職員等が行う指導により講習を受けたものに相当すると認められるときは、当該児童に前項各号に定める認定証を交付するものとする。
3 消防長は、第2条ただし書の場合において、5年生の児童が5年生及び6年生の全てのカリキュラムを修了したときは、当該児童にジュニア救命サポーター認定証を交付するものとする。
(その他)
第7条 この告示に定めるもののほか、必要な事項は、消防長が別に定める。
附則
この告示は、平成29年12月1日から施行する。
別表(第2条関係)
ジュニア救命サポーター育成カリキュラム
対象学年 | 項目 | 内容 | 時間 |
5年生 | 応急手当の必要性 | ・応急手当の目的、必要性 | 45分 |
観察の必要性 | ・周囲の危険の有無 ・怪我の種類や程度の判断 | ||
通報要領 | ・電話(119番)のかけ方 ・状況の伝え方 | ||
けがの手当 | ・簡単なけがの手当 ・止血法 | ||
異物除去法 | ・異物除去要領 | ||
6年生 | けが人発見 安全の確認 | ・周囲の安全の確認 | 45分 |
観察要領 | ・全身の観察 ・救命観察の要領 | ||
依頼要領 | ・協力者への依頼 | ||
救急車・AEDの要請 | ・119番通報とAEDの要請 | ||
心肺蘇生法 | ・気道確保要領 | ||
・人工呼吸 | |||
・胸骨圧迫 | |||
・心肺蘇生法の継続 | |||
AEDの操作 | ・AEDの取り扱い | ||
合計時間 | 90分 |
注
1 各学年のカリキュラムは、小学校の授業の1時限に実施する。
2 学校行事等に合わせて実施することができる。