土佐凧

更新日:2022年12月21日

職人が赤い土佐凧に絵付けをしている写真

土佐凧は特性の手漉き土佐和紙を用い、正方形の角を立てた形をしています。力強い墨選に、魔除けの赤を基調にした華麗な彩色を加えたものです。各種紋章や慶祝文字、鶴、武者、おきあがり、金太郎、干支など多様な図柄があります。

絵金資料館の外観の写真

また、男児誕生を祝う端午の節句に、鯉のぼりや幟とともに五月晴れの空高くあげられるフラフは、オランダ語の旗による呼び名で、大漁旗から着想したともいわれます。米の二期作が盛んになった明治の終わり頃から、主に高知市から東の海岸地帯で、天候の不順な農繁期に取り扱いを簡便に工夫され普及したものです。古くから各地にある五月幟と共に筒描きの技法をもとに、一筆一刷毛に心をこめ全行程手作業による制作です。染色工芸四代、土佐凧の現在唯一の伝統後継者である吉川登志之さんの工房では、素竹と号し日本画家でもあった先代吉川半蔵の創意工夫によって大成された技法に現代の彩色技術を伝え守っております。

土佐凧の情報
アクセス  高知県香南市香我美町岸本
問合せ先  吉川染物店 0887-54-2528

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 生涯学習課 文化振興保護係(文化財センター)
〒781-5453
高知県香南市香我美町山北1553-1
電話番号:0887-54-2296
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