土佐絵金歌舞伎

更新日:2022年03月31日

 土佐絵金歌舞伎伝承会は、町内外の有志により組織され、町内に残る絵金屏風絵を題材にした歌舞伎を伝承していくべく結成された。

 平成5年7月の「絵金祭り」にて初上演を行ない、好評を博した。役者から大道具・小道具等のスタッフはすべて素人である。

 絵金歌舞伎上演は、素人ながら大道具からはじまり、役者はもちろん衣装までなかなか見ごたえがあり、絵金祭りに上演されます。絵金屏風絵の歌舞伎の中から毎年お題目を変え、「二月堂良弁杉の由来」や「菅原伝授手習鑑」「八百屋お七」などレパートリーも多くなりました。歌舞伎には女形がつきもので、絵金祭りが近づくと数ヶ月前から準備・練習に入ります。
 かつて天保年間に土佐でも芝居興行は禁止されていたのですが、須留田八幡宮では、奉納の宮芝居として興行されていて、最近まで回り舞台などが残っていました。伝承会は高知県立美術館などでも上演し、また各地の農村歌舞伎や神楽舞との交流も行なっています。

楽器を演奏する人とお面を付けた人が扇子を持ち土佐絵金歌舞伎を上演している写真

 

 

立役と女形とがそれぞれ刀を構えて土佐絵金歌舞伎を上演している写真

 

 

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