水源地におけるPFOS・PFOA試験結果について

更新日:2025年03月27日

1.有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について

有機フッ素化合物の一つであるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)は、熱に強く化学的安定性に優れた特性があり、長年にわたり泡消火薬剤や写真フィルム、電子基板など幅広い用途で使用されてきました。しかし、有害性や難分解性などの性質から、PFOSは2010年4月、PFOAについては2021年10月に化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律に基づく第一種特定化学物質に指定され、製造・輸入等は原則禁止とされています。

2.水質管理目標値について

厚生労働省は、知見が蓄積しつつあることや、日本における水道水からの検出状況などを踏まえ、PFOS及びPFOAを水質管理目標設定項目に位置づけ、PFOS及びPFOAの合計値の暫定目標値を1リットル当たり50ナノグラムとし、令和2年4月1日に施行しています。

3.水質試験結果について

本市では、令和7年2月に、供給を行っている水源地16箇所すべてにおいてPFOS及びPFOAに関する水質試験を実施しました。試験結果では、最小値となった水源地が1リットル当たり1ナノグラム未満、最大値となった水源地でも1リットル当たり8ナノグラムと、すべての水源地の原水で目標値を大きく下回ていることを確認しています。

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