香南市国民健康保険税について
国民健康保険とは
国民健康保険(国保)は、加入者の皆様が病気やけがをした時に安心して医療が受けられる助け合いの制度であり、皆様の納める保険税と国費などの公費で運営されています。
大切な健康と暮らしを守るために、すべての人々が何らかの医療保険に加入することになっており、職場の健康保険等の医療保険に加入している方、後期高齢医療の対象の方以外は、国保の資格を取得することとなり加入の手続きが必要です。
現在、加入者の高齢化や医療の高度化により医療費が年々増加しており、国保運営が大変厳しい状況となっています。このままでは将来的な制度維持、運営に支障が出ることが予想されます。
国保運営を取り巻く厳しい状況にご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
国保の加入・脱退
国保に加入する場合や、職場の健康保険等に加入した時、家族の被扶養者になるなどした場合には、国保の加入・脱退の届出が必要です。届出については、市民保険課 国保係へお問い合わせください。
◇市民保険課:直通(0887)57-8506
納税義務者
国保税の納税義務者は世帯主です。そのため、世帯主の方が国保の加入者でなくても世帯内に国保に加入している方がいる場合は、世帯主の方を納税義務者とみなします。
国保税の納税通知書
年度当初の納税通知書は、毎年7月中旬に送付しています。
年度当初以降の納税通知書は、資格異動(出生、死亡、転入、他健康保険離脱等)の届け出をした月の翌月中旬に送付します。ただし、月の上旬に届け出をした場合、その月に送付する場合があります。
算定方法
算定期間
国保税は、4月から翌年3月までの1年間で算定しています。
毎年7月に国保税が決定し、7月から翌年2月までの計8回(特別徴収の世帯は年金支給月の原則6回)で納めて頂いております。12ヵ月分の国保税を8回で納付して頂きますので、1回あたりの納付額は1ヵ月分の国保税ではありません。
年度途中での国保加入、脱退した場合は、月割で国保税を計算します。
税率
区分 | 基礎 |
後期高齢者 支援金 |
介護納付金 (40歳以上~65歳未満) |
|
所得割 |
(前年の所得額-43万) ×税率 |
8.1% | 2.5% | 2.2% |
均等割 | 国保加入者1人あたり | 29,700円 | 9,100円 | 9,900円 |
平等割 |
1世帯あたり (特定・特定継続世帯以外) |
22,600円 | 7,200円 | 5,300円 |
〃 ※(特定世帯) | 11,300円 | 3,600円 | ||
〃 ※(特定継続世帯) | 16,950円 | 5,400円 | ||
課税限度額 | 1世帯あたり | 65万 | 24万円 | 17万円 |
赤字については、令和6年度から変更となりました。(22万→24万)
※特定世帯…同一世帯にいる国保加入者が後期高齢者医療制度に移行することにより、世帯の中で国保加入者が1人になる世帯は、「基礎分」及び「後期高齢者支援金分」の平等割額が5年間半額となります。
※特定継続世帯…特定世帯に該当してから5年経過後、さらに3年間は「基礎分」及び「後期高齢者支援金分」の平等割額が4分の3となります。
(特定世帯の要件に該当しなくなった場は、税額が変更になる場合があります。)
計算例
世帯構成 | 所得額 | 年税額 | 軽減割合※ | |
---|---|---|---|---|
1人世帯 | 40歳~64歳 | 43万円 | 24,900円 | 7割軽減 |
65歳~74歳 | 43万円 | 20,400円 | 7割軽減 | |
2人世帯 | 70歳代夫婦 |
世帯主:90万 (年金収入2,000,000円) 配偶者:0円 |
114,000円 | 5割軽減 |
3人世帯 |
40歳代夫婦 と子供1人 |
世帯主:150万円 配偶者: 50万円 |
317,100円 | モデル世帯 |
※軽減割合については、「軽減判定所得について」をご参照ください。
【モデル世帯】 3人世帯(40歳代夫婦と子ども1人) |
世帯主(42歳)- 所得額 1,500,000円(『課税標準額』1,070,000円) 配偶者(42歳)- 所得額 500,000円(『課税標準額』 70,000円) 子ども(15歳)- 所得なし ※『課税標準額』= 前年中の所得額 - 43万円(基礎控除額) A 基礎分(対象者:全員) 所得割 : (1,070,000円+70,000円)×8.1%=92,340円 均等割 : 29,700円×3人=89,100円 平等割 : 22,600円 合計額 : 92,340円+89,100円+22,600円=204,000円(100円未満切り捨て)
B 後期高齢者支援金等分(対象者:全員) 所得割 : (1,070,000円+70,000円)×2.5%=28,500円 均等割 : 9,100円×3人=27,300円 平等割 : 7,200円 合計額 : 28,500円+27,300円+7,200円=63,000円(100円未満切り捨て)
C 介護納付金分(対象者:世帯主と配偶者※40歳~64歳該当) 所得割 : (1,070,000円+70,000円)×2.2%=25,080円 均等割 : 9,900円×2人=19,800円 平等割 : 5,300円 合計額 : 25,080円+19,800円+5,300円=50,100円(100円未満切り捨て)
A + B + C = 317,100円[ 国保税年税額 ] |
試算について
被用者保険等の任意継続にするか、国保に加入するか迷っている方には、国保に加入した場合の税額を試算することが出来ます。
被用者保険等の任意継続との比較を目的とした試算のご依頼のみ受け付けております。これ以外の用途で試算をご希望の方はご面倒ですが、上の計算方法を参考にご自身で試算してください。
《 持参するもの 》
・本人確認ができる免許証等
1月~6月までに新年度の国保税を試算希望の方は、世帯主と同一世帯に属する国保加入者全員の前年中の所得金額が分かるものをご持参ください。(例)源泉徴収票 ・確定申告書控 など
減免制度
災害や特別な事情等により国保税を納めることが困難と認められるときには、申請により国保税が減免になる場合があります。事情に応じて必要書類が異なりますので、くわしくはお問い合わせください。
更新日:2023年05月25日