移住者の声No.15 飯島 信也さん・敦子さん : 後編
インタビュー後編では、娘さんのことや今後の展望についてお話を伺いました。
娘の友人関係が広がった
信也さん・敦子さん:娘は2歳の終わりで引越して現在7歳。引越したときにはお友達もできていたので、「鎌倉にいたかった」と言っていました。移住後も転園したり保育園の友達とは別の小学校へ入学したりと別れの経験は多く、その都度別れは悲しむのですが、思ったよりすぐに新しい環境に馴染めています。
お子さんがいる方は、友人関係ができる前に移住した方がいいのか等、移住の時期を迷われるかもしれませんが、移住前にコミュニティができていたからこその楽しみもあって、友人家族が高知に遊びにきてくれたりします。娘は小学校の友達だけでなく、今まで出会ってきた友達がたくさんいていろんな価値観に触れられているので、今思えばそれは移住の良い部分だったのかもしれないなと思います。
移住したからこそできる「新しい仕事」を
敦子さん:今友人の山口農園さんと一緒に、近所の方からお借りした畑で「ムクナ豆」という豆を育てています。夫がパッケージをデザインして、販売を始めました。デザインを受注するだけでなく、自分たちで農とデザインを掛け合わせて何かをするというのは、移住したからこそできることだなと思います。
信也さん:今の仕事の他に、自分たちでできる柱がもう一つあったらいいなと思っているので、これから挑戦してきたい。子どもたちを集めて絵やアートの寺子屋のようなことや、子どもたちの絵でTシャツなどのグッズを作ることもやりたいと思っています。また、娘も絵を描くことが好きなので、彼女の描いた絵をシルクスクリーンプリントしたTシャツやバッグを作っています。
敦子さん:最近、その辺に生えている草でたわしを作ったんです。シンクの排水溝の掃除に使ったのですが、きれいになるのはもちろん、使い終わったらそのまま畑にぽいっと捨てられるのもとっても良くて!そういうちょっとした楽しみって、自分の心を満たすのに役立つと思うんです。自分の心が満たされると、家族にも優しくできる。そういう楽しみのアイデアが誰かの役に立てばと考えて、ポッドキャスト 「たのしみよこんにちは」で配信しています。
あとは、4コマまんが絵日記(Instagram 「あつあつのまんが絵日記」)をライフワークにしているのですが、最近改めて「他人の日常の記録」はエンターテインメントになると思ったので、「日記作家」としても今後活動の幅を広げていきたいなと思っています。
(今回特別に、あつあつのまんが絵日記特別編として、「移住まんが」を描いていただきました!)
あつあつのまんが絵日記特別編!「移住まんが」
これから移住する人へ「とにかく一歩踏み出す!」
信也さん&敦子さん:とにかく一個何かを動かすこと!私たちにとってはそれが「ふるさとワーキングホリデー」の説明会に行くことでした。家で考えていても進まないから、何か一歩でも踏み出してみる。まず動いてみて、うまくいかなかったら合ってないのかもしれないし、うまくいくときって物事がトントン拍子に進むと思うんです。心配しなくても自分に合うところには流れに乗って行けると思います。まず動き出してみることが大事だと思います。
手に職を持つお二人の今後のご活躍と、標準語・土佐弁バイリンガルの娘さん。とっても仲良しの飯島さんご家族の今後が楽しみです!
更新日:2022年09月26日