肺がん検診
肺がんについて
1.肺がんの動向
男性は女性の2~3倍も肺がんになる人が多く、40歳代から増加し始め、高齢になるほど肺がんになる人が多くなります。高知県民の中で死亡率が一番高いがんです。喫煙歴のある40歳以上の方は、特に注意が必要です。
2.肺がんとは
肺がんは、気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。進行すると、がん細胞は周りの組織を壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れなどに乗って転移することもあります。転移しやすい場所はリンパ節や、肺の中のほかの部位、骨、脳、肝臓、副腎です。
3.症状
早期には症状が見られないことも多く、進行して初めて症状が出ることもあります。主な症状としては、咳や痰、血痰(痰に血が混じる)、胸の痛み、動いた時の息苦しさや動悸、発熱などです。最も多い症状は咳と痰です。原因が分からない咳や痰が2週間以上続く場合や、血痰が出る場合、発熱が5日以上続く場合には、早めに身近な医療機関を受診しましょう。
4.原因
喫煙は肺がんの危険因子の1つです。喫煙者は非喫煙者と比べて男性で4.4倍、女性では2.8倍肺がんになりやすく、喫煙を始めた年齢が若く、喫煙量が多いほど肺がんになる危険性が高くなります。受動喫煙(周囲に流れるたばこの煙を吸うこと)も肺がんになる危険性を2~3割程度高めるといわれています。喫煙していない人や受動喫煙の影響を受けていない人でも肺がんになることもあります。
喫煙以外では、アスベストなどの有害物質に長期間さらされることや、肺結核、慢性閉塞性肺疾患、間接性肺疾患なども肺がんの発生の危険性を高めると報告されています。
肺がん検診について
胸部(肺全体)をエックス線で撮影します。検査時間は数分で、痛みなどもありません。香南市内の公民館など約30か所以上を検診バスで回ります。
対象者:40歳以上の香南市民
受診間隔:1年に1回
自己負担:無料
予約不要:継続受診者には事前にハガキをお送りします。(ハガキが届かない方はそのまま会場にお越しください。会場で問診を記入していただきます。)
肺がん検診日程表について
令和6年度の肺がん検診の日程表になります。
お住いの地区に限らず、市内のどの検診場所で受診しても構いません。
香南市施設マップは肺がん検診会場の場所を地図で探すことができます。
更新日:2024年06月19日