乳がん検診
乳がんについて
1.乳がんの動向
乳がんは罹患率・死亡数ともに年々上昇しています。日本全国で1年間に約92,300人が診断されます。女性の中ではもっとも多いがんで、特に40歳代~60歳代後半の罹患率が高い傾向があります。
2.乳がんとは
乳がんは乳腺の組織にできるがんで、多くは乳管から発生しますが、一部は乳腺小葉から発生します。リンパ節や他臓器への転移がない2センチメートル以下のがんで見つかれば、5年生存率は90%以上と言われています。乳がんが発生しやすい部位は、左右の乳房の外側で約6割を占めています。
3.症状
主な症状は、乳房のしこりです。他には乳房にえくぼやただれができる、左右の乳房の形が非対照になる、乳頭から分泌物が出るなどがあります。
4.原因
女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて発症します。乳がんになりやすい人として、初潮が早い、閉経が遅い、出産経験がない、初産年齢が高い、授乳経験がないなどがあげられます。さらに、食の欧米化や喫煙などの生活習慣も乳がんが発生するリスクを高めると考えられています。
乳がん検診について
乳がん検診には、視診、触診、マンモグラフィ、超音波(エコー)検査、病理検査などがあります。
香南市では、マンモグラフィ検査を実施しています。マンモグラフィは、病変の位置や広がりを調べるために行う乳房専用のX線検査です。乳腺の重なりを少なくするために、2枚の板の間に乳房を挟んで圧迫し、薄く伸ばして撮影します。受診方法は集団検診と個別検診があります。
対象者:40歳以上の女性
受診間隔:2年に1回
【集団検診】自己負担:無料
香南市内の公民館などの会場で、検診車によるX線検査を受けます。
予約期間中に健康対策課に電話予約してください。(継続受診者には事前に受診票をお送りしています。受診票が届かない方もお申込み後に受診票をお送りします。)
→※令和6年度の集団検診は終了しました。
【個別検診】自己負担:1,000円
指定医療機関でX線検査を受けます。
医療機関に予約をし、健康対策課に連絡をしてください。個別検診用の受診券をお送りします。
受診期間:令和6年12月末まで
令和6年度 指定医療機関一覧(乳がん) (PDFファイル: 107.5KB)
ブレスト・アウェアネス
乳がんは自分で見つけることできるがんの1つです日ごろから入浴や着替えの時などに、自分の乳房を見たり触ったりしてセルフチェックを心がけましょう。
更新日:2023年04月01日