香南市デジタル化推進計画を策定しました

更新日:2023年08月25日

香南市デジタル化推進計画について

香南市では、令和5年2月に、『香南市デジタル化推進本部設置要綱』を策定し、本部会を設置しました。
その後、本年4月18日に第1回本部会を、8月21日に第2回本部会を開催し、『香南市デジタル化推進計画』を策定しました。

背景

近年、日本の人口は減少局面を迎えており、2040年には65歳以上の人口が全人口の約35%になると推計されており、2065年には総人口が9,000万人を割り込み、高齢化率は38%台の水準になるとされています。


本市においてもこの状況に変わりはなく、人口構造の変化による労働人口の減少だけでなく、複雑多様化する住民ニーズへの対応など、これからの自治体業務を適切に行うためには、業務処理の最適化、高効率化は避けて通れない課題と考えています。


この課題を克服することは、住民の利便性を向上させるだけでなく、新たな行政サービスの創出などに向け、人的資源を集中させていくことにも繋がっていくこととなると考えています。


併せて、産業空洞化などの様々な社会課題に直面する本市が、デジタル技術の活用によって、まちの魅力を向上させ、活性化することも期待されています。

目指す姿

自らが担う行政サービスについて、デジタル技術やデータを活用して、住民の利便性を向上させるとともに、デジタル技術・サービス等の活用により業務効率化を図り、人的資源を行政サービスの更なる向上に繋げていくことを目指しています。

基本方針

これらの目標を実現するために、以下の3点を香南市デジタル化推進基本方針とし、国の示す『重点項目』と『地域社会のデジタル化』について計画的に取り組むこととしました。
 

  1. 市民サービスを向上させる
  2. 行政の効率化を実現させる
  3. 地域の暮らしやすさを目指す

計画期間

計画期間は令和5年度から令和7年度の3か年度ですが、デジタル活用支援や地域社会のデジタル化については、計画期間以降も引き続き取り組んでいきます。
 

体制

『市民サービスの向上』、『行政の効率化』においては、取組を継続するためには職員からのボトムアップが有効と考え、各部署に点在する“課題のある事務“を担っている職員と情報政策課職員によるワーキングチームを組織し、事務フローの見直しを含めた効率化の方針・方法の検討及び進捗管理や課題事項の検討・調整などを行い、組織全体の意識を高めることに繋げていきます。

『地域の暮らしやすさ』では、事業を行う中で、住民はもとより、関係団体及び民間事業者の声も取り入れる必要もあることから、関係者と事業課の職員による取組に対し、情報政策課による技術的支援、情報提供の他、既存計画の委員会などに高知県の市町村DX推進アドバイザーを招致し、専門家としての広い知見を基に参画していきます。

人材育成

市では、“従来の手順を踏襲して事務等を行う”(アナログ手法)に対し、見直しや再確認等を行い、新しい手順等を創出する意識を有する人材、デジタルの知識を持ち、デジタルによって課題を解決に導く人材を“デジタル人材”と定義し、デジタル人材を長期的に育成するため、全職員を対象とした継続的な研修を行い、デジタル人材の育成に取組むこととします。

個別計画

金融機関及び会計課での各種公金納付は、窓口で営業時間・開庁時間内に行うなど、時間的制約、地理的制約を伴うことから、市では、窓口やWeb予約システム等に、キャッシュレス決済を導入し、時間的制約、地理的制約の解消に取組みます。

デジタルデバイド対策

市では、デジタル機器等の操作方法や情報活用能力、安全な利用方法の修得に関する講習等を行います。

併せて、利用環境対策として、様々な要因で情報通信機器及び通信環境の保有が困難な家庭・個人に対し、デジタル社会との接点の担保することにより、デジタル社会の恩恵を享受することを目的に、公共施設への公衆Wifi(フリーワイファイ)の導入を進めていきます。

計画書等

この記事に関するお問い合わせ先

情報政策課
〒781-5292
高知県香南市野市町西野2706番地
電話番号:0887-57-8526
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