胃部X線検診(バリウム検査)

更新日:2023年04月01日

胃がんについて

1.胃がんの動向

胃がんの患者数はがん患者の中でも最も多く、高知県でも一番多いがんです。特に、男性の罹患率が高く、40歳後半から罹患率が高くなる傾向があります。亡くなる人も肺がんについで多くなっています。

 

2.胃がんとは

胃がんは、胃の壁の内側をおおう粘膜の細胞が何らかの原因でがん細胞となり、無秩序に増えていくことにより発生します。がんが大きくなるにしたがい、徐々に粘膜の外側へと深く進んでいきます。胃の外側まで進むと近くにある大腸や膵臓、肝臓などにも広がり、さらにおなかの中にがん細胞が散らばるとリンパ液に乗って移動し、胃から離れた臓器へ転移することもあります。

 

3.症状

代表的な症状は胃の痛み、不快感、違和感、胸やけ、吐き気、食欲不振などです。また、がんから出血することによって貧血が起こることや、黒い便(血便)が出ることもあります。しかし、早期の段階では自覚症状がほとんどなく、かなり進行しても症状がない場合もあります。なお、食事がつかえる、体重が減るといった症状がある場合は、進行胃がんの可能性もあります。

 

4.原因

胃がんの一番の原因はヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染です。幼少期に胃粘膜に感染したピロリ菌は、毒素を出し胃粘膜に慢性的な炎症を起こします。慢性胃炎が続くと、胃の粘膜は徐々にダメージを受け、萎縮性胃炎という状態になります。萎縮性胃炎はがんが非常に発生しやすくなっている状態になります。

ピロリ菌以外の原因としては、食塩・高塩分食品の摂取や喫煙などが危険因子とされています。ピロリ菌+αがある方は注意が必要です。

 

胃部X線検診(バリウム検査)について

バリウム(造影剤)と胃を膨らませる薬(発泡剤)を飲んで、胃の中の粘膜を観察する検査です。バリウムを胃によく付着させるために、うつ伏せや仰向き、頭を下にするなど身体の向きを変えてレントゲン撮影をします。検査時間は数分です。

■対象者:40歳以上

■受診間隔:1年に1回

■自己負担:無料

 

■検診日程と予約期間

予約期間中に健康対策課に電話予約してください。(継続受診者には事前に受診票をお送りしています。受診票が届かない方もお申し込み後に受診票をお送りします。)

検診日 会場 予約期間

5月12日・13日・14日・15日

のいちふれあいセンター 4月22日~4月26日
5月23日・24日 夜須大峰の里 5月13日~5月17日
5月28日・29日 香我美総合保健福祉センター 5月13日~5月17日
5月31日 赤岡保健センター 5月13日~5月17日
9月7日 のいちふれあいセンター 8月19日~8月23日
10月24日・25日 のいちふれあいセンター 10月7日~10月11日
11月13日 赤岡保健センター 10月28日~11月1日
11月19日 吉川防災コミュニティセンター 10月28日~11月1日
11月21日 夜須大峰の里 10月28日~11月1日
11月22日 香我美総合保健福祉センター 10月28日~11月1日
12月8日 のいちふれあいセンター 11月18日~11月22日