胃がん検診(バリウム検査)

更新日:2025年03月31日

胃がんについて

胃がんの動向

胃がんは、高知県で患者数は一番多いがんです。亡くなる人も肺がんに次いで多くなっています。

胃がんとは

胃がんは、胃の壁の内側をおおう粘膜の細胞が何らかの原因でがん細胞となり、無秩序に増えていくことにより発生します。がんが大きくなるにしたがい、徐々に粘膜の外側へと深く進んでいきます。胃の外側まで進むと近くにある大腸や膵臓、肝臓などにも広がり、さらにおなかの中にがん細胞が散らばるとリンパ液に乗って移動し、胃から離れた臓器へ転移することもあります。

胃がんの症状

胃がんの代表的な症状は胃の痛み、不快感、違和感、胸やけ、吐き気、食欲不振などです。また、がんから出血することによって貧血が起こることや、黒い便(血便)が出ることもあります。しかし、早期の段階では自覚症状がほとんどなく、かなり進行しても症状がない場合もあります。なお、食事がつかえる、体重が減るといった症状がある場合は、進行胃がんの可能性もあります。

胃がんの原因

胃がんの原因にはヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染と喫煙があります。幼少期に胃粘膜に感染したピロリ菌は、毒素を出し胃粘膜に慢性的な炎症を起こします。慢性胃炎が続くと、胃の粘膜は徐々にダメージを受け、萎縮性胃炎という状態になります。萎縮性胃炎はがんが非常に発生しやすくなっている状態になります。その他に、食塩・高塩分食品の摂取が胃がん発生リスクを高めることが報告されています。

胃がん検診(バリウム検査)について

検査内容

胃エックス線検査

・バリウム(造影剤)と胃をふくらます薬(発泡剤)を飲んで、胃の中の粘膜を観察する検査です。

・検査時間が数分で、痛みなどもありません。

対象者

40歳以上の方

受診間隔

1年に1回

自己負担

無料

受診方法

要予約:予約期間中に電話またはWEBにて予約が必要です。

継続受診者には事前に受診票をお送りしています。受診票が届かない方もお申し込み後に受診票をお送りします。

検診日程

令和7年度の検診日程・検診会場はこちらからご確認ください。

検診結果

約1か月半で結果が出ます。

精密検査になった場合のみ通知します。