アルコールについて

更新日:2025年01月14日

お酒と上手に付き合いましょう

お酒は人によっては、精神的な緊張をほぐし、ストレス解消や楽しい気持ちにさせてくれるものでもあります。

しかし飲酒は肝臓だけでなく、全身の臓器に影響を及ぼし、がん、糖尿病、高血圧、メタボリックシンドローム、認知症など、様々な病気と関連していると言われています。

特に高血圧に関しては、少量の飲酒でも男女ともにリスクを高めるとされています。

令和6年2月19日厚生労働省より、アルコールによる健康への影響を防ぐために「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」が策定されました。

香南市の現状

香南市では、地域によって差はありますが、「毎日飲酒している人の割合」「1日の飲酒量が3合以上の人の割合」が、全国と比較して高い数値にあります。

下記のグラフはR4年度に香南市で特定健診を受けた方のうち、ほぼ毎日飲酒している人の割合と、1日の飲酒量が3合以上の人の割合を、国、県、市、旧町別で比較したものです。

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国保データシステム(KDB) データより

 

「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」とは

生活習慣病のリスクを高める1日あたりの飲酒量

純アルコール量

男性40g以上、女性20g以上

アルコール約20gを含む量とは、ビールであればおおよそ中瓶1本(500㎖)、日本酒であれば1合(180㎖)に相当します。下記の表をご参照ください。

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飲酒による影響は、年齢や体格等の違いにより個人差があります。その時の体調によっても左右されるため、あくまでも目安としての量になります。

 

 

避けるべき飲み方

お酒を飲むにあたり、避けていただきたい行動があります。

1)短時間に多量の飲酒

急性アルコール中毒を引き起こすリスクがあります。

2)他人への飲酒の強要

ハラスメントにも繋がるため絶対にしないようにしましょう。

3)不安や不眠を解消するための飲酒

不安解消のための飲酒は、依存症の可能性を高めたり、睡眠リズムの乱れに繋がったりするリスクがあります。

4)病気療養中の飲酒や、服薬後の飲酒

内服している薬によっては、お酒が薬の作用を弱めたり、副作用が生じやすくするリスクがあります。

5)飲酒中または飲酒後における運動、入浴など

転倒等による身体損傷を引き起こす可能性があります。

健康的な飲酒をするために

では、健康的に飲酒をするためには、どのような工夫が必要でしょうか?

健康的な飲酒をするための工夫を、ガイドラインより抜粋しました。

 

工夫1) 自らの飲酒状況等を把握する
工夫2) あらかじめ量を決めて飲酒をする
工夫3) 飲酒前または飲酒中に食事をとる
工夫4) 飲酒の合間に水を飲む等、アルコールをゆっくり分解・吸収できるようにする
工夫5) 1週間のうち飲酒しない日を設ける

 

適正飲酒量と比較して、飲み過ぎているかもしれないと思われた方は、1つでも取り組めるところから始めてみてください。アルコールと上手く付き合いながら、健康的な飲酒を目指していきましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

健康対策課
〒781-5292
高知県香南市野市町西野2706番地
電話番号:0887-50-3011
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