高血圧の予防

更新日:2025年10月02日

家庭で血圧を測りましょう

高血圧は気づかぬうちに心臓病、脳卒中などの深刻な病気を引き起こす、命にかかわる病気です。

香南市では家庭で血圧を測定し、記録する方を増やすことを目標に掲げ、特定健康診査(健康診査)集団会場にて家庭血圧測定の啓発を実施しています。

高血圧を放置すると?

動脈と呼ばれる血管が硬くなり、血液の流れを妨げる状態になってしまってしまい(動脈硬化)、脳卒中や心臓病などの病気につながりやすくなります。

症状のほとんど出ない高血圧を見つけるためには、家庭血圧を測定して記録することが重要です。

家庭血圧 どこから、高血圧?

家庭血圧測定値で135mmHgかつ/または85mmHg以上は高血圧です。

血圧は24時間変動しており、また、気温、体調、運動、食事、ストレスなどで上下します。そのため、起床時と就寝前に測定することで、通常の血圧値を知ることができます。

血圧が高くない方も、まずは家庭血圧の正常値とご自分の家庭血圧値を知ることからはじめましょう。

血圧計の貸出と記録用紙の配布を行っています。

 

~測り方~

▶上腕血圧計を選びましょう

▶1日2回 測定します(「起床後1時間以内・排尿後、朝食前・服薬前」と「就寝前」)

▶週5日以上測定し、記録しましょう

 

【家庭血圧値の分類】

分類 収縮期血圧(mmHg)   拡張期血圧(mmHg)
正常血圧 <115 かつ

<75

正常高値血圧 115-124 かつ <75
高値血圧 125-134 かつ/または

75-84

1度高血圧 135-144 かつ/または 85-89
2度高血圧 145-159 かつ/または 90-99
3度高血圧 ≧160 かつ/または ≧100

 

香南市の死因の約5割は、がんや心臓病、脳卒中などの生活習慣病!

血圧のコントロールはあらゆる生活習慣病の予防につながり、血管を保護するためにもっとも基本的かつ重要な対応策です!

 

<主要死因別死亡状況(令和4年度)>

疾患名 割合(%)
悪性新生物 22.6
心疾患 14.9
脳血管疾患 7.5
老衰 9.1
肺炎 4.6
その他の疾患 41.2